マットレスは中身の素材で変わる?特徴やメリット、デメリットを併せて解説

マットレスは中身の素材で変わる?特徴やメリット、デメリットを併せて解説

2023.06.27

マットレスの中の素材別の特徴と向いている人

マットレスの中身に使われる素材には、主に以下の7種類があります。

  • 高反発ウレタン素材
  • 高弾性ウレタン素材
  • 低反発ウレタン素材
  • ラテックス素材
  • ボンネルコイル素材
  • ポケットコイル素材
  • ファイバー素材

それぞれに異なる特徴があるため、ぜひマットレス選びの参考にしてください。

高反発ウレタン素材

高反発ウレタン素材は、2〜3万円前後での購入が可能で、硬めで安価なマットレスを使用したい人におすすめです。

硬い素材となることから、柔らかいマットレスが好みであれば表面がフラットなものだと「硬すぎて寝にくい」と感じるかもしれません。

ある程度の硬さがあるため、マットレスのサポート性が高いうえに寝姿勢は崩れにくく、1つのマットレスで2人以上寝ても横揺れは気になりにくいです。

子どもと一緒に寝る、夫婦で一緒に寝る人でも途中で起きてしまう心配が少ないですが、通気性が悪く蒸れやすいため、吸湿性のあるシーツやパッドを併用すると良いでしょう。

マットレス自体が比較的軽く、床置きのマットレスとしても使用可能です。

高反発ウレタン素材のメリットは4つあります。

  • 寝返りが打ちやすい
  • 体圧分散性が高く理想的な寝姿勢が維持できる
  • 耐久性が高い
  • 通気性が良い(低反発に比べて)

デメリットは3つです。

  • フィット感が悪く感じる人がいる
  • 横向きでは寝ずらい
  • 洗濯ができずカビが生えやすい

高反発ウレタンだけではなく、ウレタン系のマットレスは性質上水に弱いので、丸洗いができません。

汚れてしまった際には、表面的なふき取りしかできないため、小さいお子さんのおねしょが気になるなどの懸念点がある場合、衛生的に使用するのは難しいと考えましょう。

高弾性ウレタン素材

高弾性ウレタン素材は、6万円前後で購入が可能で、柔軟性が高く身体にフィットしてくれるマットレスを探している人におすすめです。

高反発マットレスと同様に、横揺れがあまり気にならないため家族と一緒に寝ている人でも途中で起きることなく快適に寝られるでしょう。

通気性は高反発ウレタン素材よりも良いですが、蒸れなどが気になる場合は吸湿性のシーツやパッドの使用を検討しても良いかもしれません。

高弾性ウレタン素材のメリットは3つあります。

  • 身体にフィットする
  • 寝返りが打ちやすい
  • 耐久性が高い

デメリットは2つです。

  • マットレス自体が重い
  • ウレタン素材のなかでも価格は高め

身体を跳ね返す高弾性が高いウレタン素材のため、身体が沈み込まずに寝返りが打ちやすく、密度も高いため耐久性に優れています。

しかし、密度が高い分重さがあるため、移動やお手入れをするために持ち上げるのは少し大変かもしれません。

低反発ウレタン素材

低反発ウレタン素材は、2〜3万円前後で、マットレスの形が変わりやすく柔らかいマットレスが好みだったり、沈み込むような寝心地が好みだったりする人におすすめです。

柔らかい特徴から体圧分散性が高いため、床ずれ防止のために看護や医療分野でも採用されています。

柔らかいマットレスのため、横揺れが気になることはほとんどありません。

跳ね返るような弾力性はないため体にフィットしますが、大柄な人は身体が沈み込んでしまい寝返りが打ちにくいと感じる可能性があります。

低反発ウレタン素材のメリットは3つあります。

  • 柔らかいため体にフィットする
  • 体圧分散性に優れている
  • 横揺れがしにくい

デメリットは2つです。

  • 寝返りが打ちにくい
  • 通気性が悪い

低反発ウレタン素材を選ぶ際には、高反発ウレタンや高弾性ウレタンの表面に低反発ウレタンが使われている多層構造になっているマットレスを選ぶと良いでしょう。

ラテックス素材

ラテックス素材は、3~15万円で天然素材100%のものもありエコ意識が高い人に人気で、身体へのフィット感と適度な弾力性の両方を兼ね揃えています。

しかし、ラテックス素材のなかには、ゴム樹脂を使用したものがあり、大きく天然と合成の2つに分かれています。

合成の場合は、マットレスの弾力性や耐久性が低くなる場合があるため、ラテックス素材を選ぶ場合は天然素材を選びましょう。

ラテックス素材のマットレスは重いため、ベッドに使用するのがおすすめですが分厚さが10〜15cm前後のものが多く、部屋の見栄えを良くするためにはローベッドやフロアベッドでの使用がおすすめです。

ラテックス素材のメリットは3つあります。

  • 体圧分散性が優れている
  • 自然抗菌作用がある
  • 耐久性が高い

デメリットは4つです。

  • 通気性が悪い
  • 高価
  • 合成を選ぶとゴム臭が気になる
  • ゴムアレルギーがある人は使用を避ける

ラテックス素材は、天然素材は高価ですが自然抗菌作用があります。

合成素材は天然よりも少し安価ですが、ゴム臭が気になる場合が多いです。また、天然でも合成でもゴムを使用しているため、ゴムアレルギーがある人はできるだけ使用を避けることをおすすめします。

ボンネルコイル素材

ボンネルコイル素材は面で支える構造上、耐久性がかなり高く比較的安価であっても品質が高く、硬めのマットレスが好きな人におすすめです。

ボンネルコイル素材のメリットは3つあります。

  • 身体が沈み込まない
  • 寝返りが打ちやすい
  • 通気性が良い

デメリットは2つです。

  • 横揺れが気になる
  • 背中や腰に負担がかかりやすい

コイル同士がつながって、1つのマットレスになっているため縦揺れがしやすく、1つのマットレスで複数人が寝ると、寝返りなどの揺れで寝不足になるかもしれません。

マットレスもかなり重いため、床置きではなくベッドでの使用がおすすめです。

ポケットコイル素材

ポケットコイル素材は、それぞれのコイルが独立していて、点で支える構造をしているためバネの柔軟なサポート性を求めている人におすすめです。

横揺れはほとんどないため、誰かと一緒に寝る際にも安心です。通気性も良く、蒸れを防ぎ快適な睡眠を取ることができるでしょう。

ただ、ボンネルコイル素材同様にマットレス自体が重いため、床置きではなくベッドでの使用がおすすめです。

ポケットコイル素材のメリットは2つあります。

  • 横揺れがしにくい
  • 包み込むような寝心地

デメリットは2つです。

  • 通気性が悪い
  • 寝返りが打ちずらい

また、ポケットコイル素材の体圧分散性や耐久性に関しては、詰め物であるウレタンフォームが大きく影響します。

ポケットコイル素材だけではなく、使用される詰め物の品質も併せてチェックするようにしましょう。

ファイバー素材

ファイバー素材は、ポリエチレンを細いチューブ状にして複雑に絡ませたもので、他のマットレスにはできない丸洗いが可能です。

汚れてしまっても、シャワーなどで水をかけて洗うことができるため、通気性も良くカビやダニが発生しにくく、ハウスダストなどのアレルギー対策も可能です。いつでも清潔に保つことができるでしょう。

ファイバー素材のメリットは3つあります。

  • 通気性が良い
  • 丸洗いが可能
  • 軽い

デメリットは3つです。

  • 耐久性が低い
  • 熱に弱い(温度50度、湿度70~90度で溶ける可能性あり)
  • 冬は少し寒い

冬に関しては、厚手の毛布を下に敷くなどの工夫が必要です。しかし、電気毛布などを使用すると熱に弱い展から溶けてしまう可能性があるため注意が必要です。

INNOCENTのマットレスは多重構造!

INNOCENTのマットレスは、心地よい柔らかさと適度な硬さを組み合わせた16層(大きく8つ)の多重構造になっています。身体を支える主な素材として弾力が異なるポケットコイル4種類を2層に分けて配置しています。

  1. ふっくらニット生地
  2. 中空繊維綿
  3. テイジン アクフィット
  4. 高反発ウレタン
  5. プロファイルウレタン
  6. 上段高密度ポケットコイル
  7. 下段ポケットコイル
  8. 3Dメッシュ生地

そして上層に多種多様なウレタン素材や機能綿などの素材と組み合わせることで、絶妙なコントロールが可能です。

上段のポケットコイルは高密度に配置することにより、身体のラインに沿うようにフィットし、バランスよく体圧分散させてくれるでしょう。

身体のラインや寝相によって、荷重がかかりやすい頭・腰・足元のエリアは線径の太いコイルを使用して、過度な身体の沈み込みを防ぎ、自然な寝返りをサポートしてくれます。

下段のポケットコイルは縁の下の力持ちとして身体を支えていて、上段で受け止めた体圧をさらに分散させ、身体を支えてくれるでしょう。

ベッドに腰掛けたり、端で寝たりしても沈み込み過ぎずに使用できるように、下段の左右両端に硬めのコイルを配置しています。有効面積を広げ、様々な寝姿勢をサポートします。

また、ウレタンマットレスのデメリットである、通気性を克服するために3つの構造を取り入れています。

  • 空気の通り道を確保するクッション
  • ポケットコイル
  • 3Dメッシュ

これらを組み合わせ、快適な温湿度コントロールが可能です。

まとめ

この記事では、マットレスに使われる中身の素材別の特徴や、それぞれのマットレスのメリット、デメリットを紹介しました。

マットレスには中の素材ごとにさまざまな特徴やメリット、デメリットがあるため、知っておくことで寝心地を追及したマットレス選びができるでしょう。

INNOCENTでは、寝心地×高品質×耐久性を兼ね揃えた、こだわり構成の16層から生まれる寝心地を実現できるマットレスを販売しています。

ライフスタイルの一つである睡眠に長く寄り添えるよう、国内第三者機関の厳しい耐久テストや体圧分散性試験などを実施しています。

品質へのこだわりだけでなく、様々な試験を実施した上で12年間のロング保証が受けられるため、体に合わなかったときも安心です。

自分に合ったマットレスを探している方は、ぜひINNOCENTまでお問い合わせください。