マットレスが自分の体に合っていないと、寝ている間に背中や腰が痛くなるなど、体調に変化が生じることがあります。
体の痛みが生じる場合は、マットレスを買い替えるなどの対処が必要です。
この記事では、マットレスで背中が痛い時の対処法や理由を紹介します。合わせて、背中が痛くなりにくいマットレスを選ぶ方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
マットレスで背中が痛くなる理由
マットレスは、体に合ったものを使用しないと背中などに痛みが生じる可能性があります。ゆっくりと寝るためには、体に合ったマットレスを選ぶことが重要です。
ここでは、背中が痛くなる原因について解説します。
体格に合わない寝具を使用している
マットレスや枕などが体格に合っていないと、背中が痛くなってしまいます。その理由は、体にフィットできていないためです。
例えば、背中のでっぱり部分に体圧が集中すると痛みが生じてしまいます。また、腰の反り部分にも体圧がかかってしまうため、腰も痛くなる可能性があります。
体に合っていないマットレスで起こる主な不調は、次の通りです。
- 柔らかすぎる:沈み込みやすくなり血行が悪くなって痛みを生じる。
- 硬すぎる:体重の分散がうまくいかず血行が悪くなって筋肉が緊張状態になる。
上記のような不調を解決するためにも、体圧分散が適度にできるマットレスを選ぶことが重要です。また、枕の高さも合っていないと不調を生じる可能性があります。
- 高い枕:体格の大きい男性向き
- 低い枕:細身の男性・女性・子ども向き
上記を参考に、マットレスだけではなく自分の体形に合う枕も選びましょう。実際に店舗で試してみると、自分に合う枕と巡り合えるかもしれません。
寝方が悪い
マットレスだけでなく、寝る姿勢にも注意しましょう。
寝ている間の姿勢が悪いと、身体に負担がかかってしまうため背中が痛くなる可能性があります。正しい姿勢で眠るように、常日頃から意識するのが重要です。
寝方別の症状や対策は以下の通りです。
寝方 | 症状 | 対策 |
うつ伏せ | 肋骨腹部反り腰による腰痛背中の痛み | 反り腰にならないよう、タオルや枕で調整する |
横向き | 背中の痛み | 足の間にクッションを挟んだり、枕を抱いたりする |
仰向け | 背中の痛み腰の痛み | 大きめのクッションや枕などで頭の位置を高くする |
立った状態と同じ姿勢が理想の寝姿勢であるといわれています。マットレスに原因がないにも関わらず背中が痛い方は、寝姿勢に注意してみてください。
マットレスや寝方以外に考えられる原因
マットレスや寝姿勢以外にも、背中が痛くなる原因はあります。具体的には、以下の原因が考えられます。
- 寝すぎによる身体的負担
- ストレスなどの精神への負荷
疲れている時の眠りは深くなりやすいです。しかし、寝すぎてしまうと体への負荷が大きくなり、背中や腰が痛くなる原因につながります。
寝ている間に負荷がかかってしまう部位は、背中・肩・腰などです。負荷がかかってしまうと、筋肉が緊張しやすい状態となっているため、痛みが発生しやすいです。
また、ストレスがかかっていると疲労回復に時間がかかってしまいます。
精神的に疲れる出来事があったり、ストレスが溜まりやすかったりする場合には、ストレスの原因を解消するよう心がけてください。
マットレスが合わないことで起こる体調不良とは
マットレスが自身の体に合っていないと、さまざまな体調不良が起こります。ここでは、具体的に起こり得る痛みやコリ、病気などについて解説します。
痛み:腰・肩・背中
マットレスの柔らかさが体に合っていないと、腰や肩、背中などに痛みを生じる可能性があります。マットレスが柔らかすぎたり硬すぎたりすると、血流が悪くなってしまうため痛みが起きてしまいます。マットレスを選ぶ時は、柔らかさを確認しましょう。
コリ:肩
睡眠中に体圧が長時間かかると、肩のコリにつながる可能性があります。マットレスで体が沈みこみ、寝返りを打ちにくかったりすると血行が悪化するためコリにつながります。
そのほかの可能性:頭痛など
痛みやコリのほか、頭痛が起こってしまう可能性があります。
マットレスが硬いと肩や後頭部が圧迫され、柔らかすぎると寝返りが打ちにくいため、血行不良によって頭痛が起こりやすくなります。
適度な硬さのマットレスを選ぶことが重要です。
マットレスが合わなくて背中が痛くなる時の対策法
マットレスが自身の体に合わず背中が痛い場合は、以下で紹介する対策法を講じてみてください。ここでは、3つの対策法を紹介します。
適度なストレッチや軽い運動をする
寝る前の軽いストレッチや、日中に軽い運動をしましょう。運動やストレッチを行うと、筋肉のコリをほぐすことができます。
適度な運動は寝起きがスムーズになるほか、寝ている間に筋肉が固まりにくくなります。また、リラックス効果や老廃物の排出につながるため、眠りが深くなりやすいです。
合わせて、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動をすることで、血流がよくなり筋肉内部に蓄積した疲労物質の排出が促されます。痛みが緩和されるため、取り組みましょう。
シャワーのみではなく入浴をする
寝る前に血行をよくすることが大切です。
例えば、日頃シャワーのみで済ませている方は入浴に変えてみましょう。お風呂のおすすめの温度や時間は次の通りです。
- 温度:38~40度程度
- 時間:15~20分程度
背中の痛みを取る時は、みぞおち辺りまでしっかりと浸かることをおすすめします。
ゆっくり体を温め、血行の流れを改善すると筋肉の緊張もほぐせるため、より快適にぐっすり眠ることができます。
マットレストッパーを使用する
マットレスの上に、ベッドパッドやマットレストッパーを敷いて寝ると背中の痛みを改善できるかもしれません。
- ベッドパッド:痛みを軽減でき、汗染みを防げる
- マットレストッパー:寝心地改善するアイテム
特にマットレストッパーは、寝心地を改善するために敷くアイテムです。4〜9cmの厚みがあるもので、素材によって体感できる効果が違います。
マットレスと組み合わせて使用すると快適に寝られるだけでなく、痛みを軽減できる可能性があるため、寝心地が悪いと感じる方は検討してください。
【予防】マットレスを劣化させない
マットレスの劣化を防ぐことも、痛みを軽減するポイントの一つです。
マットレスは湿気が苦手なため、適度に陰干しをして湿気を逃がしましょう。合わせて、部屋の換気を行ったり、布団乾燥機を用いたお手入れをすることで劣化を予防できます。
また、適度なローテーションを行うことも大切で、マットレスのへたり防止ができ寝心地を改善できます。1~3カ月に1回程度の頻度で取り組むことをおすすめします。
背中が痛くならないマットレスを選ぶポイント
背中の痛みを軽減するには、体に合ったマットレスを選ぶことが何より大切です。体の大きさやマットレスの柔らかさ、素材などによって自分の体に合うマットレスを選びましょう。
ここでは、具体的に選ぶポイントについて解説します。
体格に合うサイズかどうか
ゆったり眠れるサイズのマットレスだと、快適に眠れます。寝る人数や体の大きさに応じて選ぶようにしましょう。一般的には、寝返りを打つための余裕がある大きさがあるかどうかが重要です。選ぶときには、自分の体格に対してワンサイズ大きいものを選ぶとよいでしょう。
体にかかる圧力を和らげる「体圧分散性」が高い
体圧分散性が高いマットレスは体にかかる圧力を分散できるため、背中が痛くならずに眠ることができます。
痛みやコリの主な原因は血流の悪化であるため、体の一部への負担が軽減できる体圧分散はとても重要です。
体重や体格によって適度な体圧分散は異なるため、試しに寝てみたときに寝返りの打ちやすさで検討しましょう。
厚み・耐久性のあるもの
マットレスは、10cm以上の厚みがあるものを選ぶと快適に寝られます。
薄いマットレスで寝ている場合、背中が痛くなってしまう可能性があるので注意してください。薄いマットレスは、背中が床についてしまうことで負担が大きくなってしまいます。
- 標準:10~14cmの厚み
- 標準以上:15~19cmの厚み
合わせて、耐久性のあるマットレスを選ぶことでへたりにくくなり劣化を防げます。
INNOCENTのマットレスは、密度の高いポケットコイルを採用しているため、寝返りが打ちやすいだけでなく耐久性が高い点がメリットです。
通気性も高いため劣化も少なく、快適な寝心地を実現できます。
まとめ
マットレスは、自分の体に合うものを選ばないと背中に痛みが出てくる可能性があります。
寝ている間は、体圧がかかることで背中や腰に圧力が常にかかる状態になるため、起きた時や寝ている間に痛みを感じてしまいます。
体圧分散が適度にできるものや、寝返りが適度にできるマットレスを選ぶと快適です。
マットレスをお買い求めの場合には、INNOCENTでの購入をご検討ください。
INNOCENTのマットレスは、体圧分散がしやすいマットレスで、さまざまな人の体や寝方にフィットできる体圧分散性が高い点が特徴的です。
16層で体圧分散性を実現しているため、快適に寝られます。体の重たい部分への負担が少なく、腰や肩などへも加圧がないため肩こりや腰痛を防げる点もメリットです。
詳しくは、公式ホームページからお気軽にお問い合わせください。