マットレスの処分方法は?回収、買い取り、引き取り時の注意点を紹介!

マットレスの処分方法は?回収、買い取り、引き取り時の注意点を紹介!

マットレスは一般的に回収ゴミとして出すことができず、大型ゴミとして処分しなくてはいけません。

そのため、手数料がかかる・運ぶのが大変など、マットレスの処分に困っている人も多いのではないでしょうか。マットレスの種類によっては、粗大ゴミとして回収してもらえないことも多くあります。

この記事では、引っ越しや卒業などでマットレスを処分したい方のために、おすすめの方法を詳しく紹介します。

マットレスは定期的に処分しなくてはいけない

そもそもマットレスは経年劣化するものなので、定期的に処分して取り替える必要があります。その理由は、寝ている時に体重が掛かる位置が徐々に変形していき、寝るときの姿勢に負担がかかっていくからです。

そのままのマットレスを使い続けると、睡眠の質の低下によって日中の眠気が取れなくなったり、自律神経の働きが乱れてしまったりします。

また、就寝中にかく汗によってマットレスはかなりの水分を吸収しています。そのため、内部がしけったりカビが生えたりして、品質そのものが低下することもあるのです。

特にウレタン製のマットレスは、3年~6年を目安に取り替えるのをおすすめします。

金属製のスプリングが入っているものなら8年程度は持ちますが、その分、処分方法が面倒になることがあります。

いずれにせよ、10年以上使い続けることは難しいため、ある程度経ったら買い直す必要があります。では、中古のマットレスを処分するとき、大きさや材質によって方法がどう違ってくるのか見ていきましょう。

マットレスの種類別のおすすめ処分方法

マットレスには、金属を使っているボンネルコイルマットレスやポケットコイルマットレス、ウレタンタイプ、ファイバータイプ、天然ゴムのラテックスを使用したマットレスなどがあります。

ウレタンマットレスならダブルサイズでも一人で持ち上げることができますが、コイルマットレスは重さも厚みもあり、動かすのはとても大変です。シングルサイズでも、大人が2人以上いないと安全に撤去することは難しいでしょう。

ここでは、一人で動かすのが大変なコイルマットレス、ウレタンマットレス、その他の素材のマットレスについて、処分の方法を解説します。

コイルマットレスの処分方法

コイル入りのマットレスは、自治体が運営している処分センターが回収をしていないケースが多いです。そこで、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

不用品回収とは、自治体の決まりで回収してもらえないゴミなどをまとめて引き取ってくれるサービスのこと。引っ越しするので急いでいらない家具を処分したい、古い家を解体するので中にあるものを処分したいという時に便利です。

ですが、不用品回収はかなり費用がかかります。マットレスの場合はシングルサイズでも10,000円前後、クイーンサイズなら15,000円になることがあります。

ゴミとして処分したいのに、一万円単位の出費がかかるのは大きな負担です。ですが、不用品回収業者は料金設定をパック料金にしているところが多い傾向にあります。

これは、マットレスを一枚回収しても、10枚回収しても料金が同じになるというものです。そのため、コイルマットレスを処分する場合には、家にあるそのほかの不用品もまとめて処分するようにすると費用対効果を高めることができます。

ウレタンマットレスの処分方法

ウレタンマットレスは、自治体の処分センターに粗大ゴミとして引き取ってもらうことができます。一枚あたりおよそ2,000円が相場ですが、原則として自分で回収場所に持っていかなくてはいけません。

自家用車があったり小型トラックをレンタルできれば簡単ですが、都市部の学生の一人暮らしや高齢者世帯の場合は、自力で運ぶのは大変かもしれません。

その場合、ハサミやカッターなどで可燃ごみの袋に入るサイズに切り分けて捨てるという方法を試してみてください。低反発マットレスなどはカバーを外せば厚みは5〜10cm程度なので、さほど難しくありません。

分解してゴミ袋に入れてしまえば持ち運びも楽になりますし、細かいゴミが出ることを考慮しておけば比較的簡単に処分が可能です。

ゴム、樹脂製のマットレスの処分方法

ラテックスゴム製のマットレスやウォーターベッドなど、アクリル樹脂でできたマットレスの場合も、自治体の不燃ゴミに出すか、他の素材同様に粗大ゴミとして回収してもらう方法になります。

ラテックスゴム製のマットレスなら細かく切り分けて所定のゴミ袋に入る大きさにすれば、通常の不燃ゴミとして回収してもらえます。ただ、10cm以上の厚さがあると個人ではなかなか分解できないかもしれません。

自治体によって回収費用は異なりますが、およそ1000円程度で粗大ゴミとして引き取ってくれます。

あるいは、次に説明するように新品に買い替えるタイミングで購入店舗の引き取りサービスを利用しましょう。

新品購入時の引き取りサービスを利用する

家具の量販店や寝具の専門店では、新品購入の際に古いマットレスの回収サービスを実施している所もあります

例えば、ニトリならマットレス1枚購入時に古いマットレスを1枚3,000円で回収してくれます(1枚購入なら1枚が回収上限)。イケアなら、家具を購入したときに購入点数と同数のマットレスを無料で引き取ってくれます。

これらの方法は、コイルマットレスを処分する場合にもおすすめです。自治体に回収依頼するよりも高額になることもありますが、量販店に依頼すれば引き取りは店舗が行ってくれるので自力で移動する手間が省けます。

古いものを処分するついでに新品の購入を検討している人なら、この方法が最も簡単にマットレスを処分できておすすめです。

フリマサイトや地域の掲示板を利用する処分方法

古くなったマットレスを、オークションサイトや情報掲示板で売りに出すという処分方法もあります。特に、大学生の卒業、入学シーズンにあたる2~4月ごろには、卒業生が出品する不用品を新入生が購入するケースが多くなります。

大学の4年間だけ使用したマットレスで、比較的状態のいいものならある程度の価格で売れるかもしれません。また、購入希望のある新入生側も、短期間だけ使うものなのでリーズナブルに手に入れたい需要があります。

とはいえ、これはあくまでも使用年数が短い状態のいいマットレスに限ります。10年近く使っていて、明らかにへこみや汚れのあるものだと難しいでしょう。加えて、購入者が比較的近所に在住しており、自分で引き取りに来れるのならいいのですが、郵送や運搬まで依頼されるとかなり手間がかかります。

他には、地元の情報掲示板を使ってほしい人に引き取ってもらう方法もおすすめです。全国が対象になっている中古品販売・譲渡サイトならば、近隣に住んでいる人の中でマットレスを欲しがっている人を見つけることができます。

渡す側と受け取る側の距離が近いと、運搬の手間がある程度軽くなるのでお互いに負担に感じずに済みます。

しかし、フリマサイトや情報掲示板に出品する際は以下の点に注意してください。

  • 使用年数やメーカー名、サイズなどをしっかり表示する
  • ふき取り切れない汚れがある場合は写真を撮って提示する
  • へこみ、きしみがある場合も隠さず記載しておく

マットレスについた汚れは、重曹を水に溶かしたものでふき取るなどするとある程度落とすことができます。天日干しにする、除菌スプレーを使うなどできるだけ使用痕が残らないようにしたことを、販売ページに記載することも重要です。

それでも、タイミングよく貰い手が見つからない可能性も考慮しておかなくてはいけません。この点がサイトを利用して処分する際の一番のデメリットといっていいでしょう。

フリマサイトや情報掲示板でマットレスを処分するには、できるだけ新しく状態のいいものでなくてはいけないことを覚えておいてください。

この点は、次で説明するリサイクルショップを利用する場合と同様です。

マットレスはリサイクルショップでの買い取りは難しい

リサイクルショップには出張買い取りなどがあるため、大型家具の処分をするのに便利です。ですが、マットレスは買い取り拒否になるケースが多く、引き取ってもらえないことが多いので注意が必要です

理由は次のようなものがあります。

  • 知らない人が寝ていた寝具は気持ち悪がられる
  • フレームとセットで販売するのでマットレス単体では買い取れない
  • マットレスを扱っている中古市場が非常に狭い
  • 経年劣化しているものは断られる
  • 価値が付きにくいため出張する際の人件費に見合った報酬が得られない

買ってからほとんど使っていない新品同然の状態であったり、リクライニング付きベッドとセットであったりする場合ならば買い取りの対象になるようです。

つまり、寿命がきて買い替えを検討する時期のマットレスはほぼ価格が付きません。店舗によっては、無料引き取りを請け負うところもあるようですが、買い取りでいくらか収入を得たい場合には向いていません。

まとめ

マットレスを処分するには、自治体の粗大ごみ回収や不用品回収業者を利用したり、中古品買い取りを利用する方法が一般的です。

ですが、大きくて重いマットレスを自分で回収場所に運んだり、高い料金を払って業者に引き取ってもらうのは大変です。

傷や汚れのない美品でないと、リサイクル業者は引き取ってくれないことにも注意しなくてはいけません。

とはいえ、古くなったマットレスをいつまでも使い続けていると、身体に負担がかかり睡眠の質が悪くなってしまいます。

INNOCENTでは、快適な睡眠が快適な生活に不可欠という観点に基づき、日本人の体型や住環境にマッチする独自のマットレスを販売しています。

通気性のよさにこだわり、ポケットコイルの配置を工夫するなどして、睡眠時身体にかかる負担を軽減するべく、16層の素材を重ねていることが特徴です。

これから新しい生活を始める時や、就寝中の悩みを解消したい時など、新品のマットレス購入を検討している方はぜひ気軽にご利用ください。

電話、e-mail、質問フォームなどでお問い合わせを受け付けております。公式サイト上にもQ&Aを表示しておりますので、ご参考ください。