マットレスは畳の部屋でも使うことができます。しかし、畳もマットレスも湿気が苦手であるため、正しく使うためには適切な管理が必要です。
この記事では、マットレスを畳の上で使う時に注意するポイントや選び方、手入れの方法などを詳しく紹介します。
目次
マットレスを畳の上で使うメリット・デメリット
基本的にマットレスは、畳に直置きすることは推奨されていません。
その理由は、畳やマットレスは湿気が弱点だからです。マットレスを直置きすることで通気性が悪くなってしまい、カビが生える可能性があります。
ここでは、マットレスを畳に敷くメリット・デメリットについて解説します。
メリット
マットレスを畳の上に敷いて寝ると、以下のようなメリットがあります。
- 身体への負担が少ない
- い草によるリラックス効果
マットレスの厚み・体格に合ったものかといった点で異なるものの、身体への負荷が少なくなるメリットがあります。
また、ベッドフレームを使用せずマットレスを敷いて寝ると、高さがないため、落ちる危険性がありません。
合わせて、畳に使われるい草によってリラックス効果が期待できます。
い草によって得られるメリットは、弾力性、吸音性(遮音効果)、断熱性、保湿性です。優しい緑の色合いや優しい香り・肌ざわりによって、リラックスできます。
畳によって空調を自然に整えられる利点もあるため、疲れを取りたい方におすすめです。
デメリット
マットレスを畳の上に敷いて寝ると、以下のようなデメリットがあります。
- 湿気がこもり劣化を招く
- ほこりが舞いやすくなる
マットレスを畳に敷くと、湿気が抜けにくい状態になってしまいます。そのため、畳だけでなくマットレスも湿気によって劣化する可能性があります。
また、マットレスと畳の隙間などにほこりがたまりやすくなってしまいます。
マットレスを移動させた時にほこりが舞いやすくなるため、ハウスダストアレルギーの方は、影響を受けやすくなるリスクが想定されます。
畳でも使えるマットレスの選び方
マットレスを畳で使う場合、どのようなものを選んだらよいのでしょうか。
畳での使用も問題ないマットレスを選ぶことで、両方にカビが生える危険性を下げられます。また、マットレスと畳の相乗効果で快適に寝ることも可能です。
ここでは、畳で使用するマットレスの選び方について紹介します。
厚みは5~10cm程度が理想
まず、マットレスの厚みをチェックしましょう。
具体的には、最低でも5cm以上のマットレスにすると快適に寝られます。しかし、身体への負担を考えると10cm以上の厚みがあると安心できます。
体重によって、マットレスが沈みこむことで身体が痛くなってしまったり、畳の硬さを感じやすくなってしまったりする可能性があります。
INNOCENTのマットレスは、25cm以上の厚みがあるため、快適に眠ることができます。
仕立てたような寝心地を体感でき、マットレス到着後120日間は返品・全額返金保証付きでじっくり体感できます。オンラインから注文が可能なので、ぜひご検討ください。
通気性・吸湿性・放湿性効果のマットレスが理想
カビの発生を抑えるためにも、通気性が高いマットレスを選びましょう。
マットレスは、一般的に通気性が低く湿気をためやすい傾向があります。そのため、定期的なお手入れや部屋の換気が重要です。
畳もマットレスと同様に湿気が苦手であり、湿気によってカビの発生率が高くなってしまいます。そのため、通気性のよいマットレスを選ぶとカビの発生を抑えられます。
また、通気性が高いマットレスで寝ると、寝汗による湿気が残りにくくなり快適です。
畳を傷めない利点があるため、通気性がよいものを選びましょう。合わせて、湿気対策のパッドなどを併用するとより安心です。
持ち運び・折りたたみ機能
持ち運びや折りたたみができるマットレスを選ぶとより快適です。
マットレスは、二つ折りから五つ折りまでさまざまなものがあります。しかし、中でもおすすめは三つ折りのものです。折り目が複数あるマットレスでは、折り目によって快適に眠れなくなる可能性があります。
また、折りたたみのマットレスは収納スペースがない部屋でも管理しやすく、部屋の端に置いておけます。壁に立てかけて干すなど手入れもしやすいため、特に一人暮らしの方は重宝できるのではないでしょうか。
マットレスを畳に敷くときの注意点
畳にマットレスを直置きする場合、正しい管理が必要です。ここでは、具体的に畳の部屋でしてはいけないことを2つ解説します。
マットレスの敷きっぱなし
畳の上でマットレスを敷きっぱなしにすることはNGです。
寝ている間は、コップ一杯以上の汗をかくといわれています。その汗がマットレスの内部にたまってしまうと、カビやダニの格好の繁殖場所になる可能性が高まります。
また、マットレスだけではなく畳自体も、呼吸ができずカビが発生する可能性があります。マットレスと畳の両方が劣化するため、衛生面や健康面に悪影響が出ます。
すのこの利用
マットレスを敷く際の湿気対策に、すのこを使用する場合があるかもしれません。しかし、畳との相性はよくありません。
すのこは畳を傷つけてしまったり、跡がついたりする可能性があります。
万が一傷や跡がついてしまうと畳の張替えが必要になる場合もあり、賃貸の部屋に住んでいる場合は余計な費用がかかってしまうかもしれません。
また、畳が劣化しやすくなる可能性が高い点にも注意が必要です。
マットレスを畳の部屋で使う時の手入れポイント
畳でマットレスを使用する場合は、正しい手入れが必要です。ここでは、具体的な手入れ方法について解説します。
除湿シートを使う
畳の上でマットレスを使用する際は、除湿シートを併用しましょう。
除湿シートを畳の上に敷いてからマットレスを敷くと、通気性が高くなり安心です。除湿シートは、吸湿性が高くカビやダニの発生を抑えられます。
しかし、除湿シートも敷きっぱなしにしないでください。
除湿シートは、湿気をため込んでしまいます。その状態で敷きっぱなしにすると、湿気を放出できないため、丸洗いや干すなどの管理を必ず行いましょう。
部屋の換気をこまめにする
定期的に部屋の換気を行いましょう。
起床時に窓を開けるだけでも十分は湿気対策になり、マットレスや畳の劣化を抑えられます。合わせて、除湿器・除湿剤を併用すると効果的です。
また、エアコンのドライモードを活用し、部屋を除湿させる方法もあります。換気のおすすめの時間は以下の通りです。
- 春夏時期:午後12時~午後4時(2時間に1回:5~10分程度)
- 秋冬時期:午後12時~午後2時(1時間に1回:5分程度)
主に、湿度の低い時間帯の換気がおすすめです。
換気では、空気の通り道をつくることが重要です。空気の通り道が対角線上になる位置で、空気を入れる窓は5〜15cm程度を開き、空気を出す窓は全開にしてください。
マットレスを陰干しする
マットレスを、最低でも週に1度は陰干しをしてください。
定期的に干すことで湿気を予防でき、殺菌・抗菌効果を高められます。合わせて、マットレスや畳に扇風機の風などを当てて乾燥させるのもポイントです。
早めに湿気を飛ばせるため、湿気対策につながります。
【対処法】畳にカビが生えてしまったときは?
正しく手入れをしていても、カビは生えてしまう可能性があります。
その場合は、エタノール(消毒用アルコール)もしくはお酢を使用して除去する方法がおすすめです。
- カビの生えた場所にスプレーで吹きかける
- 雑巾などで拭き取る
- カビ除去後、掃除機をかける
注意するポイントは湿気を与えないことです。そのため、カビを除去する際には水拭きはせず、乾拭きをして換気を行ってください。
INNOCENTのマットレスは畳でも使える!
INNOCENTのマットレスは、すのこタイプのベッドフレームの使用を推奨しています。しかし、畳の上でも快適に使うことができます。
INNOCENTのマットレスをおすすめする理由は、以下の通りです。
- 体圧分散が可能な作りになっている
- 通気性が高く湿気がこもりにくい
- 吸汗速乾機能で清潔感を保てる
寝返りしやすいINNOCENTのマットレスは、体圧分散が広範囲で寝姿勢をサポートしてくれるため、畳の近くでい草のメリットを体感しながら眠ることができます。
また、定期的に湿気対策が必要であるものの、マットレスの構造により通気性が高いです。寝汗なども発散でき、ダニや雑菌の繁殖を抑える効果もあるので安心して利用できます。
まとめ
畳にマットレスを敷く場合は、湿気対策を万全にしたうえで購入を検討しましょう。
畳もマットレスも湿気が苦手なため、通気性の高いものや換気が適度に行える部屋でないと、カビが生えてしまいます。
また、適度にお手入れをする必要があるため、管理を正しくできるかどうかも重要です。購入前に、マットレスや畳の管理も正しくできるかを含めて検討しましょう。
マットレスをお買い求めの場合には、INNOCENTでの購入をご検討ください。
INNOCENTのマットレスは、清潔感を保つ吸汗速乾性があり、通気性が高いため畳の部屋でも快適に過ごせます。畳でマットレスを使用したい場合には、フリートライアルでお試しをしてから検討することもおすすめです。
詳しくは、公式ホームページからお気軽にお問い合わせください。