マットレスを購入するとき、選び方を悩んだ経験がある方は少なくないでしょう。
なんとなくで選んでしまうと、よく眠れず疲れがなかなか取れないなどの可能性が出てきます。もしかしたら、自分の体に合っていないマットレスを選んでいるかもしれません。
この記事では、マットレスの正しい選び方を解説します。合わせて、自分の体に合うマットレスを選ぶことで得られるメリットについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
マットレスは選び方が重要
マットレスは、睡眠をとるうえでとても重要なアイテムです。自分の体に合うものを選ぶと、上質な睡眠をとれるので生活の質向上が期待できます。
反対に、自分の体に合っていないマットレスで寝ていると、腰痛が起きてしまったり、体調不良・精神面への悪影響につながる可能性があります。
具体的に構造やメリットなどから、選び方の重要性について解説します。
マットレスの構造
マットレスは、メーカーなどによって差が生じるものの、一般的には以下の構造でできています。
- キルト層:繊細な生地で、肌に触れる部分です。通気性の高い素材で作られています。
- クッション層:保湿性・吸湿性のある素材で作られています。スプリングコイルの痛みを軽減するための役割があります。
- スプリング層:寝心地を左右する部分です。
マットレスの内部では、表面側からキルト層・クッション層があり、中央部分にスプリング層、そして、クッション層・キルト層で重なっています。これにより、マットレスをひっくり返しても問題なく使用できるのです。
核となるスプリング層の種類は以下のものがあります。
ノンコイル系 | ウレタン | 低反発体圧分散性に優れている反発力(押して戻る力)が低い体にフィットしやすい高反発空気の通り道が確保されている通気性が高い寝姿勢が崩れにくい高弾性柔軟性がある反発弾性が高いため寝返りを打ちやすい処分が簡単 |
高反発ファイバー | 細い樹脂を網目状にした素材通気性が高い蒸れにくい軽量洗える | |
ラテックス | 天然ゴムの樹が原材料沈み込み過ぎない丁度よい硬さ耐久性に優れているダニやカビが発生しにくい | |
コイル系 | ボンネルコイル | スプリングが螺旋状に連結している弾力面で体を支えるスタンダードなもの耐久性、通気性に優れている |
ポケットコイル | ポケットに包まれており独立している体圧分散に優れている2人で寝る場合に最適 |
マットレスの内部構造を把握していると、購入する際にどの素材を使ったマットレスにするかの検討がしやすいです。
合わせて、ベッドパッドを用意すると、より快適に過ごせるのでマットレスと共に購入を検討しましょう。
- 汗取りタイプ:マットレスの汚れを防止できる。洗濯機で丸洗い可能。
- 寝心地調整タイプ:寝心地をサポートしてくれる。丸洗いはできない。
さまざまな種類のものがあるので、購入時にどういったサポートがほしいかで考えると選びやすいです。
自分に合うマットレスを選ぶ3つのメリット
自分の体に合うマットレスを選ぶメリットは、大きく3点あります。
睡眠改善
自分の体に合うマットレスでの睡眠は体への負荷が少なくなるため、快適に寝られます。そのため、睡眠の質が向上できる点が大きなメリットです。
マットレスに限らず、枕やパジャマなどによっても効果が出てくるので、自分にとって最適の寝方で熟睡できるよう研究しましょう。
腰痛の緩和
マットレスは、体にかかる圧力を分散させ負担を軽減させる役割があります。
特に腰は負担が大きくかかるため、自分の体に合うことが重要です。腰痛で悩まされている方は、低反発のマットレスを選ぶと緩和できる可能性があります。
そのほか、頭や首、肩などといった部位にかかる負担を減らすためにも、自分の体に合うマットレスを選びましょう。
疲労回復
寝返りが打ちやすいマットレスを選ぶと、リラックスして寝られます。そのため、体の疲れが取れるため疲労回復できるのです。
仮に、自分の体に合わないマットレスを選んだ場合、血行が悪くなってしまうため、寝返りを打つ必要が出てきてしまい熟睡できません。
熟睡できないと疲れが取れないので注意が必要です。
自分に合ったマットレスを選ぶポイント
自分の体に合うマットレスを選ぶポイントは、価格帯や使用用途(誰が、どこで使う)で選ぶことが大切です。
そのうえで、寝具店などで複数のマットレスを試してみましょう。一度寝転がってみた感覚で良し悪しを決めるのも判断材料の一つにできます。
しかし、睡眠にまつわる悩みを解決できるかどうかは、プロの方に相談することが大切です。
具体的には、以下の点から選びましょう。
- 硬さ
- 弾力性(サポート性)
- 厚み
- サイズ
- 品質
それぞれについて解説します。
硬さ
マットレスには、やわらかめ・ふつう・かための種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
やわらかめ | 低反発ウレタンポケットコイル低反発ウレタン | 横向きで寝る人に最適肩や腰などが深く沈み込む箇所をサポート寝返りが打ちにくい可能性があるため弾力性のあるものがおすすめ |
ふつう | 高反発ウレタンラテックス | 仰向けで寝る方に最適首や腰などが沈み込む場所をサポート |
かため | ボンネルコイル樹脂素材 | うつぶせで寝る方に最適男性のがっちりな体型の方・体重が重い方にも最適沈み込みにくい腰の反り返りを軽減 |
硬さによって、正しい寝姿勢の維持がどれくらいできるかが異なるので注意しましょう。人間の体は、基本的にS字カーブを描く背骨があります。
この背骨が、寝ている間もしっかり維持できることが大切です。硬すぎるマットレスは、体にフィットできない可能性があります。
そうなると、体に圧力がかかりやすくなります。結果、寝返りが増えてしまうため、眠りが浅くなるので注意が必要です。
弾力性(サポート性)
マットレスの弾力性は、寝返りの打ちやすさ(サポート性)に影響が出ます。
沈み込み過ぎるマットレスがいいわけでもなく、沈み込まないと快適に寝られません。正しい睡眠姿勢を保つために重要となるため、適度な弾力性・反発性をもつマットレスを選びましょう。
- 高反発:弾力性が強いため体が沈み込まない
- 低反発:弾力性が弱く体が沈み込むものの跳ね返す力が弱い
どういった寝心地を望むかによって検討するのも方法の一つです。
厚み
マットレスの厚みは使用用途に応じて決めましょう。
例えば、ベッドに敷いて使う場合と布団と組み合わせて使う場合とでは、同じ厚さにする必要はありません。
ベッドに敷いて使う場合では、フレームの形状で制限が出てくる可能性もあるので購入前に確認してください。
8cm | 折りたたみやすい(三つ折りできるマットレス)最低限必要な厚み |
11cm | 平均的の厚み快適に寝られる |
15cm | 最低限の厚み(スプリングマットレスの場合)十分な厚み |
25cm | ベッドフレームにセットして使用できる8年以上使用したい人に最適 |
8cm以下の厚み(3〜5cm)のマットレスもあります。サポート寝具で利用するのが最適なものです。また、布団と併用すると寝姿勢を保てるメリットがあります。
サイズ
マットレスのサイズは使用する人数で選ぶ方法があります。一般的には、セミダブルサイズがあると一人でも快適に寝られます。また、部屋の広さなどでも検討しましょう。
最適人数 | サイズ | 特徴 |
1人 | シングル(横幅:約97cm) | 大人が一人で寝るのに最適なサイズです。 |
セミダブル(横幅:約120cm) | 大人一人がゆっくり寝られるサイズです。 | |
2人 | ダブル(横幅:約140cm) | 大人二人がゆっくり寝るサイズです。 |
2人以上 | クイーン(横幅:約160cm) | 大人二人がゆったりと寝られるサイズです。子どもが生まれてからも寝られます。 |
キング(横幅:約180cm) | 大人二人と幼児一人が寝ても余裕が出てくるサイズです。 |
しかし、丁度よいサイズを選べたとしても、睡眠スタイルによっては適切じゃない可能性もあります。睡眠スタイルに応じて快適に寝るマットレスを選びましょう。
品質
マットレスは、品質のよいものは耐久性が高い可能性があります。耐久性が高いものは、寿命が長いです。そのため、自分の体に合うマットレスを使い続けられます。耐久性については、マットレスのスペックで確認できます。
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自宅でのお試しは、いつもの環境のためリラックスできます。また、120日間といった点はシーズンを跨いでのお試しも可能な期間であるため、季節によっての変化も体験できおすすめです。
まとめ
マットレスは、自分の体に合うものを選ぶとたくさんのメリットを得られます。腰痛で悩んでいる方やぐっすり眠れない方などは、マットレスが体に合っていない可能性があります。選ぶポイントはいくつかありますが、使用用途や体型などで検討することも大切です。
マットレスをお買い求めの場合には、INNOCENTでの購入をご検討ください。
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